安全安心なクルマ社会をめざして (一社)福島県自家用自動車協会


1.目的

 我が国の自動車保有台数は、令和2年10月末現在で8, 236万台を超えており、自動車が国民生活にとって欠かすことのできない移動・輸送手段となっている。一方、昨年の交通事故による死者数は 2,839人、負傷者数は約37万人と減少しているものの、依然として多くの方が被害に遭われている厳しい状況が続いている。また、負傷者の中には、本人と家族の人生を一変させるほどの重度の後遺障害を負う人もなお多い状況である。

 さらに、我が国の大気環境については、いずれの大気汚染物質においても改善がなされ、多くの観測地点で環境基準が達成されているものの、二酸化窒素(N02)、二酸化硫黄(S02)、浮遊粒子状物質(SPM)及び微少粒子状物質(PM2. 5)の環境基準が達成されていない地域が一部残っている状況である。

 また、自動車交通騒音に係る環境基準達成状況についても、近年、全体としては緩やかな改善傾向であるものの、環境基準が達成されていない地域においては改善すべき余地が依然として大きく、未だ多くの自動車交通騒音に関する苦情が寄せられている状況にある。

 このような状況の中、暴走行為、過積載等を目的とした不正改造車については、安全を脅かし道路交通の秩序を乱すとともに、排出ガスによる大気汚染、騒音等の環境悪化の要因となっていることから、社会的にもその排除が強く求められている。

  特に、部品の取付けや取外しによって保安基準に不適合となったものの、違法であるとの認識のないままに改造を行っている自動車使用者のほか、自動車使用者に保安基準に適合しない自動車を販売するため車検時に基準適合させつつ車検後に部品の取付けや取外しする不正改造を行う事業者、更にはそのような不正改造車について、検査での合格を強要する悪質な事業者もいる状況にあり、依然として、令和2年においても、大型機械を輸送する特殊車両の荷台を不正に改造したとして、道路運送車両法違反の疑いで書類送検された事案が発生しているところである。

  このため、 「自動車点検整備推進運動」 など他の運動等との連携を図った相乗効果をねらいつつ、自動車関係団体等の協力を得て、「不正改造車を排除する運動」 を全国的に展開することにより、国民世論の不正改造排除気運を一層高めるとともに、自動車ユーザーへ不正改造の認識を浸透させることにより、車両の安全確保 ・環境保全を図り、ひいては国民の安全・安心の確保を確実に実現する。

                  

 

2.不正改造排除項目

 1) 重点排除項目

  (1)マフラーの切断・取外し及び騒音低減機構を容易に取外せる等の基準不適合マフラーの装着

  (2)タイヤ及びホイール (回転部分) の車体外へのはみ出し

  (3)大型貨物自動車の速度抑制装置の取外し、解除又は不正な改造、変更等

  (4)前面ガラス並びに運転者席及び助手席の窓ガラスへの着色フィルム等の貼付

    (貼付状態で可視光線透過率 70%未満)

  (5)前面ガラスへの装飾板の装着

 

 2)基本排除項目

  (1)直前直左の周辺状況を確認するための鏡、又はカメラ及び画像表示装置の取外し

  (2) 灯光の色が不適切な灯火器及び回転灯等の取付け並びに保安基準上、装備が義務 化されている

    灯火器(例:側面方向指示器) の取外し

  (3)土砂等を運搬するダンプ車の荷台にさし枠の取付け及びリアバンパ (突入防止装置) の切断・取外し            

  (4)基準外のウイング (エア・スポイラ) の取付け

  (5)シートベルト警報装置を解除する用品等の取付け

  (6)不正な二次架装

 

 不正改造車を排除する運動啓発チラシ>>

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